水泳とマフェトン理論

マフェトン理論とは、やや低めの心拍数を保ち、持久力を高める練習方法のベースとなっている理論で、フィリップ・マフェトン教授によって提唱されています。
トライアスロンの優勝者が実践していたことから有名になり、トレーニングに取り入れる人が一定数いると言われています。
有酸素運動ですので、体に蓄えられた脂肪分を効率よくエネルギーに変換することで、ダイエット効果に期待して取り組む人も多いようです。

この理論によると、トレーニング中の心拍数は「180−年齢」を保つようにすることが重要で、運動強度が高くならないことが特徴です。

水泳に適用すると、多くの方はウォーミングアップよりもほんの少し激しい程度、くらいでしょうか。
この強度で30分以上継続するのがよいそうです。

競技者の場合はタイムを縮めることを目標にしており、短距離のダッシュやインターバルトレーニングをおこなうことも多いかと思いますが、マフェトン理論では心拍数を上げることは厳禁です。

ランニングではほんのりと汗が感じられる程度、水泳では体がぎりぎり冷えない程度かと思います。
ランニングや自転車では心拍数を確認しながら運動をおこなうことが可能ですが、水泳ではなかなか難しいものです。ターンのときなどに、腕時計型の心拍計を確認するか、先に挙げた体温の感覚や、呼吸が苦しくない程度を保っておこなうようにしましょう。

市民プールなどでは、腕時計を着けたまま泳ぐことが禁止されている場合も多いのでご注意ください。

水泳で強度を上げないことによるメリットは他にもあります。

・フォームに集中できる
低めの強度であれば体力に余裕が生じるため、フォームの細かい部分に気を遣って泳ぐことが可能です。

・静かに泳げる
強度を高めると、生じる音が大きくなり、気持ちが高ぶってきます。
マフェトン理論での強度では、音が比較的小さく済み、気持ちも落ち着きます。

・水の流れが感じられる
体の周囲を流れる水の動きが感じられます。
水泳は、水が体を包み込むことによって、安心感が得られるスポーツと言われます。
精神面への好影響もあり、鬱症状などへの効果も期待されているようです。

一定の期間、マフェトン理論でトレーニングを積むことにより体力のベースと、体脂肪を効率よく使用できる体質ができあがります。
つらくない練習で、強くなれるかもしれません。

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