水泳に役立つロードバイク

タイムをさらに縮めるため、ロードバイクに乗り始めました。
トライアスリートを除き、スイマーたちの間であまり聞かれることはありませんが、要因は下記のとおりでしょう。

  1. 自転車に乗ると足が太くなる
  2. 水泳への効果が期待できない(検討したことがない)
  3. 自転車が高価である

では、それぞれを考えてみましょう。

1. 自転車に乗ると足が太くなる

最近はこの説が正しくない、という事実が広まりつつあるようです。
間違いである、と言えない点にご注意ください。
ツールドフランスなどの、長距離を走る選手の足をご覧いただくとわかりますが、どの選手もスラリと細身でキレイな足(脚)をしています。
ロードバイクはこまめにギアを切り替えることで筋肉への負担を最小限に抑え、有酸素運動で長距離を移動する乗り物です。
過剰な筋肉はエネルギーの消費が大きく、重量もかさむため不要なのです。

対して太い脚をもっているのが競輪選手です。
彼・彼女らは短い距離を高速で走り抜ける必要があります。
自転車にギアはついておらず、無酸素運動で大きな負荷をかけてパワーを出し切ります。
このため大きな筋肉が必要となり、脚が太くなっていきます。
マラソン選手と100メートル走の選手の脚を比較してみるのもわかりやすいですね。

我々が自転車に乗る場合にも、息を止めたままのダッシュを繰り返すようなことがなければ、脚が太くなることは考えにくいでしょう。
自転車は心肺をメインに、筋持久力が鍛えられるのです。

2. 水泳には効果が期待できない

考えられる水泳への効果をまとめてみます。

持久力UP

こちらについては異論は少ないと思います。
①であげたとおり、自転車は長時間の有酸素運動で、筋肉への負担を抑えながら心肺を鍛えることが可能です。
平泳ぎの北島康介さんも、高地トレーニング中に自転車を取り入れている姿がテレビ番組で取り上げられていました。

筋力UP

上の内容と矛盾するものではありません。
自転車は、水泳に必要な筋力を高めることが可能です。
そのなかでも特徴的なものは下記のとおりです。

大腿四頭筋

太もも前面の筋肉で、各種目でキックを打ち込む際に活用されます。
自転車では、ペダルを踏み込む際に使用します。
「太くなる」とおそれられるのはこの部分ですので、ギヤを活用しながら遅筋の成長を意識し、筋持久力を高めましょう。

大腿三頭筋

太もも裏側の筋肉で、水泳ではキックの蹴り上げや引き付け時に活用されます。
自転車では、ペダルを引き上げる際に使用されます。
考え方は大腿四頭筋と同様です。

腸腰筋

骨盤と足をつなぐ筋肉で、ランニングなどでは意識しづらい筋肉です。
トップランナーはこの筋肉を意識して鍛えることが多いようですが、自転車でこそ鍛えやすい部分で、こちらもペダルを引き上げる際に使用されます。
水泳ではキックの際、足を腰(実際は足の付け根)から鞭のようにしならせる動きにつながります。
足全体で水を捉えることにつながり、キックの効率が高まります。

体幹全体

自転車では、広い範囲の腹筋と背筋を使用します。
特にロードバイクでは前傾姿勢を維持するため、常に体幹の筋肉が使用されています。
水泳時のストリームラインの固定・維持に役立ちます。

上腕三頭筋・広背筋

体幹に次いで、乗車中の姿勢維持に使用される筋肉です。
自転車の上級者はこの筋肉を使用することは少ないようですが、水泳では最も重要なプルの動作に使用されますので、意識して乗車しましょう。

大胸筋

乗車中のハンドル固定や、坂を登る際、ハンドルを起点に体を動かす際に使用されます。
自転車に乗る際は、実は上半身もしっかり活用されているのですね。
もちろん水泳に役立ちます。

僧帽筋

頭の重みを支える、首の後ろの筋肉です。
ロードバイクは前傾姿勢であるため下を向きがちですが、安全確認のためにも、頭を落ち上げておく必要があります。
フラットスイムでも頭が下がりすぎることが懸念されますので、この筋肉を鍛えておくことは大変重要です。

リフレッシュ

以前にご紹介した、アクティブレストにうってつけです。

筋肉に大きな負担がかかることなく血流が促されますので、普段のトレーニングで疲労した体が回復に向かっていきます。

また、水泳と大きく異なるのがスピード感です。
自身の力のみをスピードに変える点において、ロードバイクは最速を誇ります。
普段感じることのないスピードは脳に新たな刺激をもたらし、水泳の練習にも新鮮な気持ちで取り組むことができるでしょう。

3. 自転車が高価である

たしかに高価なものが多く、初めてロードバイクを購入される方の平均予算が10〜15万円といわれているようです。
しかし近所の移動や、慣れてきた場合の遠出を自転車に変更すると、数年で交通費のもとがとれてしまいます。

水泳への効果はもちろん、より健康的な体、場合によっては新しい趣味となるかもしれません。

実際にわたしもメンテナンスやパーツの変更などを楽しんでいます。
美しいもの、かわいらしいものも非常に多く、水泳と異なり、ほぼ無限ともいえる器具やパーツたち。
一生かけて取り組んでいける気がしています。

水泳のため、新たな楽しみのため、自転車を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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